冷燻法

 スモーカー内で食材にかける燻煙温度「15〜30度」の低温で、長時間燻煙をかける方法を冷燻法といいます。
 この方法は、温度管理が難しく、スモーカー内で燻煙を出す場合は燻煙材を加熱する熱によりスモーカー内の温度が影響されにくい大きな容量のスモーカーが必要としますので、特別な場合を除いて、燻煙材を細かく粉砕して固めたスモークウッドに火をつけて線香のように燻煙を発生させてる方法が一般的です。
 しかし、本格燻製にチャレンジされる方は、食材に燻煙をかける燻煙室と、燻煙を発生する燃焼室を別々に設け、燃焼室で作った燻煙だけを燻煙室に送るようにすれば、熱は送られず煙だけが送られることになる。このとき、燻煙室と燃焼室を結ぶパイプの長さが長ければ長いほど燻煙の温度は下がる。この方法をもちいることで、スモーカー内の温度管理はしやすく、しかも、燻煙材(チップ状)やスパイス等をブレンドすることで、オリジナルの香りつけをした燻製が出来ます。
 冷燻法は、スモーカー内の温度を低温に保つのに適した気温の低い季節において、断続的に燻煙工程を繰り返すことで、食材に燻煙をあてながら長期的に乾燥させる方法ですが、出来上がった燻製を一度口にすると市販のものが口にできなくなるほどです。
 代表作はスモークサーモンや生ハムです、是非この燻煙法をマスターし本格燻製を楽しんでください。

温燻法


 もっともポピラーな方法が温燻法ですが、食材に燻煙をかける時の温度を時間経過により変えることで、オリジナルな燻製を楽しむのに適した燻煙法でもあります。
 温燻は冷燻に比べて食材にかける燻煙温度「30〜80度」は高く、一般的にポピラーな燻製方法として、スモーカー内においてチップを電熱器で加熱し燻煙を発生させる方法が用いられていますが、電熱器などの熱源の影響を食材に受けやすいため小型のスモーカーでは難しく中型から大型のスモーカーが必要となります。
 しかし、温燻といっても80度に近い温度帯で燻煙をかけることばかりでは無く、食材により30度、50度、70度にしたり時間経過とともに温度を変えることで食材に適した温度帯で燻煙をかけることが必要です。
 そこで、本格燻製にチャレンジされる方は、冷燻で用いた燻煙室と燃焼室を別々に設けた方法で行うことで、燻煙室内の温度管理をおこなえ、しかも、オリジナルチップでの香りを食材につける方法をお勧めします。
 この温燻法は、外気温よりスモーカー内の温度が高いため季節にかかわらず燻製を造ることができ、しかも、いろいろの食材の燻製造が楽しめます。

熱燻法


 熱燻は短時間でできるが、高温の「80〜140度」で調理できる環境が必要となるが、すぐ造れることからキャンプや外でのバーベキューなどで造られる事が多い。
 冷燻や温燻とは違い、スモーク内の温度管理より食材の調理状況を見ながら加熱や時間を調整しながら造るため、造ったその場で食べるのが美味しい食べ方である。

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燻煙法は、一番燻製らしい味が味わえ難易度が高く季節を選ぶ「冷燻」、燻製造りの基本となる最もポピラーな 「温燻」、短時間でできアツアツを味わえる「熱燻」の3通りあります。
冷燻、温燻、熱燻はそれぞれ燻煙をかける温度と時間により保存性と食感そして燻香が違いますので、そのことを理解しないと食材に適した燻製は出来ません。
◆ 燻煙法について

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